こんにちは、バリアオール石塚です。
昨日は関東で大雪警報が出され、当社事務所のある小田原もお昼までは珍しく雪が舞っていましたがその後雨に変わり、夜間も降り積もることなく一夜が明けました。
雪景色を期待していた子供はがっかりした様子ですが、交通事故など心配だった私にとっては安心できる朝でした。
さて、先日製薬企業様との面談で極低温輸送時の問題に関してご質問を頂きました。
「データロガーがマイナス85℃前後を記録し、プローブの位置によってはマイナス90℃くらいにもなった。ドライアイスの昇華温度よりなぜ低いのか?ロガーの故障だろうか?」
これはデータロガーの故障ではなく、ドライアイスの過冷却 (Super-Cooling)という現象だと推測されます。
ドライアイスの昇華温度がマイナス78.5℃というのは広く知られた事実ですが、その環境条件は意外と知られていません。
興味のある方は、室内にドライアイスを放置し表面温度を測定してみてください、おそらくマイナス90℃辺りが表示されると思います。
当社が国内のお客様にご提案している、SmartCAE社のバーチャル輸送シミュレーションではドライアイスシッパーの最適化が可能。
過冷却を防ぎ、持続時間を最長化。貨物温度が上下均一になるようご提案いたします。
また過去気象データと組み合わせることで実際の輸送での内部温度推移を正確にシミュレーション。レポートでリスクを可視化することも可能です。
皆様のお問い合わせ、お待ちしております。